アダルトVRが本格的に始まった2016年は「アダルトVR元年」と呼ばれており、これまでなかった映像技術を使ったAV作品が少しずつ発売され始めました。
とはいえ、当時のVR動画は”買う価値”のない商品ばかり。
まず、普通のAVより動画容量が重たいので尺が短い。そして、肝心の女優が大きく見えてしまう巨人化問題。さらには、制作コスト高で質に見合わない販売価格。当然、ユーザー評価は最悪でした。
そんな時代から数年の時を経て、アダルトVRはどのように進化したのか?振り返る意味でも、過去をさかのぼって検証することにしました。VRに興味ある方は暇つぶし程度にご覧ください。
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全てが手探りだったアダルトVR元年
冒頭で説明した通り、アダルトVR元年はいろいろと酷かったです。まぁ、それがあったからこそ今がある訳なので…
VR映像を制作できる技術者不足
VR映像を作るには180度(もしくは360度)の視野を映す必要があるので、皆さんが思っているものとは違った特殊なカメラが必要です。
ただ、業務用のVRカメラはめちゃくちゃ高額。アダルトVRの仕事を継続してもらえるか分からないのに、設備投資をできる制作会社なんてごく僅か。仮に資金があったとしても、使い方を理解している技術者がほとんどいない状況でした。
とはいえ、流行りものが大好きな業界なので、我先にといくつかのAVメーカーおよび制作会社が乗り出します。当然、結果は皆さんが想像する通りですw
参考までに以下の作品に寄せられたレビューを紹介します。
しかも機材の問題かわかりませんが、このシリーズ全般に言えるのかもしれませんが、魚眼が強すぎて見ていて気持ち悪くなります。真上を見ようとするとグワッっとなって見れないし。
※悪い例として紹介してしまった「CASANOVA」さん、申し訳ありません。
2016年末頃に発売されたVR作品はほとんど視聴してますが、お世辞抜きで微妙なものばかり。そのせいでアダルトVRに近寄らなくなった人も多いはずです。
AV女優に求められる演技力
一般的なAVは、デビューして間もない女優だったとしても、見た目が良くてそれなりにエロさがあれば形になります。基本的に監督や男優がリードしてくれるので、その通りにこなしていけばヒット作は生み出せます。
しかし、アダルトVRはそれだけじゃ成り立ちません。その理由は…
- AV女優が現場主導
- 男優はまぐろ状態
- ほぼカットなしで撮影が進む
以前、VR撮影現場にお邪魔させてもらいましたが、想像以上に異様な空間でした。
総指揮をとるはずの監督は流れを説明するだけで、撮影が始まると視界に入らないところで待機。男優も仰向けで寝転がってほぼマグロ状態。
そんな中、AV女優が男優に見立てた撮影カメラに向かって演技をし続けます。シチュエーション変化などがない限りカットは入らないので、長いときは10分以上も女優ひとりで進行していました。
こんな過酷な撮影に順応できるのは「演技力の長けたAV女優」しか無理でしょう。
余談ですが、出せば売れるのにVR作品に出演しない有名女優って沢山いますよね。あれって出演しないのではなく、出演する技量がないと言った方が正しいかもしれません。
それほど難易度の高い撮影なのです。
アダルトVRが始まった頃は、まともに演技できる女優なんて数えるぐらいしかいませんでした。
向いている方向がおかしかったり、キスシーンが近すぎたり遠すぎたり…。初期の頃のVR作品を見れば分かりますよ。
KMPVRがアダルトVRを一気に普及させる
アダルトVRが始まって駄作のオンパレードが続く中、たったひとつのAVメーカーだけは異彩を放ってました。そう、ケイエムプロデュース(KMPVR)です。
発展途上に作ったとは思えない質の高さ
パッケージ | |
タイトル | 美咲かんな 生中出しスペシャル |
収録時間 | 25分 |
配信開始日 | 2016/11/10 |
販売価格 | 200円~ |
メーカー | ケイ・エム・プロデュース |
監督 | こあら太郎(わ) |
レーベル | KMPVR |
「現代のアダルトVRがここまで発展できたのはこの作品のおかげ」と言っても過言ではないと思います。それほどクオリティの高い仕上がりで、体験する全てのユーザーに没入感を与えてくれました。
本作を体験した人なら分かるでしょうが、VRに欠かせない「女優との距離感・画質・音声」全てにおいて満点なんです。技術が進歩した今でも見る価値はあります。
その後もKMPVRはヒット作をバンバン世に出し、アダルトVRでは不動の地位を築いていきます。現在も尚、そのポジションはキープし続けており、FANZAのエロ動画ランキングでは顔を見ない日はありません。
VR作品に困ったら「KMPVRから選べば間違いなし」です!
陰の立役者「こあら太郎(わ)」の存在
実はこの作品、VRファンの間では巨匠とあがめられている「こあら太郎(わ)」が監督をしています。それまではほぼ無名でしたが、本作をきっかけに名監督の仲間入りを果たしました。
しかしなぜ、こんなにも売れる作品を作れたのか?インタビューした時はこのように話してました。
正直、自分でも驚いていたのを覚えてます。VRの撮影自体はじめてだったし、VRゴーグルも撮影した日にはじめて装着。撮影方法も手探り状態で美咲かんなちゃんにもすごく迷惑かけたと思います。
こあら太郎(わ)さんの実力、名女優である「美咲かんな」さんの演技力あってこそですが、それを差し引いても偶然の産物だったのかもしれませんね。
コスパ最強の長尺VRが登場
KMPVRのおかげで利用者が急増しましたが、依然として動画尺は短い作品ばかり。その為、コスパの面で納得いかないユーザーは一定数いたと思います。
しかし、その問題を解決してくれる作品が登場します。
お夜食カンパニーのVR長尺シリーズ
せいぜい頑張っても30分程度の尺だったのを、 HHH-VR(お夜食カンパニー)がその常識を覆します。その動画尺はなんと170分超え!約6倍ものエロ動画が収録されているだけでなく、中身も半端なく優れていたんです。
可愛い女の子たちと”その場にいるような感覚”で王様ゲームを楽しめる内容。アダルトVRの臨場感と見事にマッチし、これまで味わったことのないような興奮を得られました。
このシリーズが売れたことで他のメーカーも真似するようになり、100分を超える動画尺が主流になっていきました。
VRファンの皆さん、お夜食カンパニーには足を向けて寝られませんよw
FANZAのエロ動画ランキング(2017年)で栄えある2位獲得
アダルト動画を扱っているサイトとしては世界一でもあるFANZA(旧DMM)。お夜食カンパニーが作った長尺VR作品は、そのメガサイトの2017年年間ランキングで2位を獲得する快挙を成し遂げたのです。
残念ながら元芸能人の「仲村みう」には勝てませんでしたが、アダルトVRに革命を起こしたKMPVRの作品より売れたことになります。
これほど記憶と記録を残せる作品は出てこないと思われます。
アダルトVRが本格的にスタートしたのは2017年
2017年はまさしく「アダルトVRの年」でした。なんたって、FANZAの年間ランキング10位以内に”6作品”もランクインしてますからね。
KMPVR・お夜食カンパニー・SODVR(ソフトオンデマンド)などが良作をバンバン出し、そのおかげで認知度は急速に高まりました。そして、実際に体験するユーザーが増え、他のメーカーたちが参入する後押しとなりました。
何事もゼロをイチにするのはもの凄く大変なことです。先人たちへの敬意を忘れずに、今後もアダルトVRを楽しみたいと思いますw
2018年以降、アダルトVRの主な革新
技術の進歩は早いもので、アダルトVRが始まった当初は無理だと思っていたことが、現在は当たり前のように行われている。そう感じることをいくつか紹介しておきます。
ハイクオリティVRで超高画質
VRはその場にいるような体験をできる動画です。ただ、その為には「鮮明な映像画質」が必要になります。
もっと回線速度自体が早くならないと無理ではないか?と言われていたので、画質の改善はもっともっと先のこと。だと思っていました。しかし、驚くことに2018年には「ハイクオリティVR動画」の技術が開発済みだったそうです。
以下は他サイトで報じられていたもの。
FANZA(旧DMM .R18)の60fps「ハイクオリティVR動画」、iPhoneで視聴可能に(2018年11月2日)
FANZA(旧DMM .R18)が提供している、60fpsで高解像度の「ハイクオリティVR動画」が、iPhoneでも視聴可能になった。
iOSアプリ「DMM VR動画プレイヤー」が10月31日にアップデート。これによって、ハイクオリティVR動画の再生が可能になった。なおFANZAでは、ハイクオリティVR動画を「HQ版VR作品」とも呼んでいるが、これらは同じものだ。
出典:PHILEWEB
この技術が導入されたことによって、没入感は間違いなく向上ました。アダルトVRは特に、リアルなセックス空間が害されると萎えてしまうので、この革新は未来への大きな一歩となったはずです。
ハイクオリティVRの作品とそうでない作品をぜひ見比べてください!画質はもちろん、臨場感の違いをすぐ気づけますよ!
オナホと連動する「+1D」※アダルトフェスタVR限定
VR動画サイト「アダルトフェスタVR」のみで利用できる「+1D」という機能。+1D専用のアダルトVR動画と、専用の電動オナホールを一緒に使えば、映像と連動して動いてくれる代物です。
一般的なVRオナニーだと手コキもしくはオナホでシコシコするしかありません。しかし、この機能なら自分で動かさなくても勝手にシコシコしてくれます。
実際に何度も試したことがありますが、本当にAV女優の動きに合わせてオナホも動いてくれ、映像のみに集中してオナニーをすることができます。
ひとつだけ難点があって、+1D専用の電動オナホはそこそこ高額なところ。
「A10サイクロンSAとは?」や「おすすめオナホ」で商品の詳細を紹介しているので、もし興味がありましたら確認してください。
人気女優のアダルトVR作品が増えた
アダルトVRが始まった当初は、主力と言われていたAV女優の出演は少なかったように感じます。人気や知名度があるほどギャラも高額となるので、売れるか分からないVR作品でそのコストを回収できるか微妙だったのでしょう。
ただ、2017年以降にきたVRバブルによって一変します。通常のエロ動画より儲かるんじゃないか?各メーカーはそう思うようになり、次々と大型女優のVR作品が発売されました。
特に国内トップクラスの単体メーカー「エスワン」はかなり活発的でした。
そうそうたる顔ぶれですよね(笑) 芸能人しか所属できない「MUTEKI」から移籍した子や、レジェンドと呼ばれる子まで、エスワン所属の女優はほぼアダルトVRで拝むことができます。
他の大手メーカーも同様に、看板女優を率先して出演させています。プレステージからは「鈴村あいり」、ソフトオンデマンドからは「紗倉まな」など、AV業界を牽引している人気女優ばかり。
おそらく、今後はもっとVRが普及していき、通常のAVを追い抜いてしまう日がくるかもしれません。
まとめ
アダルトVRの市場は更に拡大していくと予想されます。そうなると、VR撮影で重要視される演技力が問われるので、AV女優さんたちは大変になりそう。
でも、エッチなビデオというだけで、AV女優もれっきとした”女優”ですからね。その為、アダルトVRが発展することによって、セックスするだけでは人気が得られない時代になっていく可能性があります。
悩殺されるほどエロい作品が増えることは、この上ない喜びでしかありませんがw