中国の武漢からはじまったコロナウイルス感染症。当初は中国のみで収束するのかな?なんて思ってましたが、気づいたら世界中に感染者が急増。
イタリアなんて数万人の感染者がいるうえ、致死率がなんと10%という恐ろしい数値に。また、外国人の渡航を禁止していたアメリカでも、1日の死者数が100人を超えたニュースが流れるほど。
今後どうなっていくのか気になるところですが、そこまで感染が拡大していない日本も結構やばめです。
自粛ムードになっていることから、飲食店はガラガラ、旅行関係も利用者が全くおらず、海外から物が届かず貿易関係の景気も悪化。資金繰りができずに倒産してしまう企業が沢山出てくるはず。
それと、もうひとつ気がかりなのが「AV・風俗・キャバクラ」です。
これまでは1週間に2、3回はキャバクラや風俗に行ってたのが、最近はそのお誘い自体が全くない状態。おそらく、周りも同じような状況だと思うので、不景気の波はアダルト産業まで押し寄せているのでは?
すごく心配になったので、現役で活動している各種業界の人たちに”今の状況”を確認してみました。
アダルト業界への影響
AVメーカー、制作会社、AVプロダクションの人間に知り合いがいるので、リアルな話を伺うことができました。
AVメーカーは逆に売上アップ
この状況下において、AVメーカーの景気は上がっているとのこと。外出を控えて自宅で過ごす時間が増え、あまりの暇さにオナニーをする人が増えたから、だそうです。
最近はインターネット経由でエロ動画をダウンロードするのが主流なので、在宅率と比例してアダルト作品の売れ行きは良くなります。
現に、アダルト情報を発信する当サイトでも、アクセスが150%ぐらい増えています。
制作会社は現場が流れることも
最大手のアダルトビデオ制作会社にコロナの影響を聞いたところ、今はまだそこまで影響はないけど、日本で感染が拡大してしまうと景気は悪くなると言ってました。そうなってしまう理由はいくつかあるようで…
- AV女優またはスタッフの体調が悪いと撮影できない
- AVメーカーが撮影自体を延期する
撮影する前にまず「女優さんやスタッフの体調確認」を行うことが鉄則で、仮にひとりでも熱があったりするとその日との現場は流れてしまうそうです。
更に、感染者拡大を防ぐ目的で、撮影自体を延期(または中止)するAVメーカーも出てきたようです。
撮影するのが仕事である制作会社にとっては死活問題。でも、立場的にメーカーから言われたことは絶対なので、従うしか選択肢はないとのこと。もちろん、社員の給与や家賃などは何もしなくても掛かるため、小さい会社は倒産する可能性もあるそうです。
AVプロダクションはもろに影響を受けている
AV女優さんが所属し、メーカーから仕事を貰っているAVプロダクション。女優さんの仕事が減ってしまうこの状況では、もろに打撃を食らっているとのことでした。
これまで実際に起こったことで、AV女優さんを現場に送り、体温チェックをしたら37.4度。それを確認したプロデューサーから「今日は撮影できない」と言われたそうです。そうなると、支払われるはずのギャラは見送りとなり…
不景気になるのはプロダクションだけではありません。
撮影するごとにギャラが発生するAV女優さんの生活も苦しくなります。お金に困って女優業をやっている子も多いので、予定していたお金が入ってこないのは本当に辛い事態。
AVメーカーはそこまで困ってないのに、本来、最も守らないといけない女の子が苦しむのってなんかね。当面の生活費を保証してあげればいいのに。
風俗業界への影響
プレイ自体、めちゃくちゃ濃厚接触にも感じるので、聞く前から大体の予想はしてましたが…。
ソープ・デリヘル・ホテヘル・ピンサロなどの「風俗店」は影響を受けているのか?実際に経営している方々に話を聞いてみました。
高級ソープは客が少し減った程度
最も有名なソープ街の「吉原」の経営者にコロナの影響を聞きましたが、若干来客は減ったけど、世の中が騒いでいるほどではない。との回答でした。
ただ、それは90分7万円以上もするお店のことで、いわゆる中級店(90分5万円ほど)以下のお店は大打撃のようです。なぜ同じソープでも違いがあるのか定かではありませんが、私個人の見解だと…
- 高級店はコロナ対策してそう
- 中級店以下はずさんそう
客の心理的にこう感じているのではないでしょうか。ぶちゃけ、どのソープも感染率は同レベルだと思いますけどねw
デリヘル・ホテヘルは売上30%減
都内で最大手と言われているデリヘル店のオーナーさんによると、例年の30%ぐらいは売上が下がっているとのこと。
風俗嬢が出勤してきたらまず体温をチェックし、指名されたお客さんの体温も計らせてもらう徹底ぶり。なのに、濃厚接触となるプレイを怖がってか、デリヘルを利用する客がそもそも少ないそうです。
仲の良いオーナーさんなので同情はしますが、それとこれとは別問題。確かに、死ぬほどデリヘル好きの私でも、ここ最近はオナニーで済ませていますし。
コロナに感染する経路は「飛沫感染および接触感染」。このどちらにも該当してしまう風俗を避けるのは仕方ないかもしれません。
ピンサロはデリヘルほど下がっていない
月に1度は利用しているピンサロの店長に話を聞きましたが、コロナの影響は若干あると言ってました。しかし、大幅に売上減となっているデリヘルよりは影響を受けておらず、店内を見回しても相変わらずの賑わいでした。
正直、デリヘルは下がっててピンサロはそこまで下がってない?この違いだけはいくら考えても分かりませんw
ひょっとすると、そこそこお金がないといけないデリヘルだと、客の意識が高めなのかも。それに比べ、5000円ぐらいでイけてしまうピンサロの客は意識が低く、感染しても大丈夫だろ!と思ってる?
偏見すぎる意見で申し訳ありません。
キャバクラ業界への影響
過去にインタビューさせてもらった高級キャバクラ店「六本木レッドドラゴン」と、渋谷にある行きつけの大衆店に話を聞くことができました。
六本木という土地柄、レッドドラゴンは不調
日本一のAV女優専門キャバクラ「レッドドラゴン」。六本木のど真ん中にあり、オープンからラストまでほぼ満席の有名店ですが、世界的に大流行しだした2020年3月頃から客足はかなり減っているようです。
この記事を書く数日前に六本木へ足を運びましたが、確かに「え、これが日本一の歓楽街?」と思うほど閑散としてました。オーナーさん曰く…
- 経費で飲むサラリーマンがいない
- 富裕層が飲み歩いてくれない
六本木は基本的にお金持ちや大企業の人間が集まる場所。
金持ちたちは感染への意識が高く、危なそうなイメージのある六本木へは寄り付かない。そして、経費で飲み歩いていた大企業の人間たちも、会社から飲みNGの通達があって来れない。
こうした悪循環が重なってしまい、六本木という街は閑古鳥が鳴いている状況だと言ってました。
ただ、こればっかしは仕方ないことなので、来客数を予想してキャストの出勤調整などをして凌いでいるそうです。
普段よりお客様も少なく、ゆっくり飲んで楽しめると思います。こんな時に来店してくださるなら、料金面も頑張らせていただきます。
キャストおよびお客様の検温を行っており、感染リスク対策は徹底しておりますので、これまで同様にレッドドラゴンを利用していただけると嬉しいです。
オーナーさんから預かった言葉をそのまま記載しました。
超有名なAV女優と会える唯一のキャバクラといっても過言ではないし、大変お世話になっているのでぜひ協力させてください!近日中に伺うので、その際は格安で遊ばせてください(笑)
渋谷の大衆店はなぜだか活気あり
六本木が壊滅状態だとお伝えしましたが、なぜだか渋谷にある大衆キャバクラ店は大賑わいでした。22時ぐらいに来店すると待っている客が2組ほどいて、仲の良い店長に聞くと「あまり影響は受けていない」と。
間違いなく「渋谷という土地柄の問題」でしょう。
どちらかといえば、渋谷は若者が多く感染への意識が低い気がします。しかも、六本木とは違って自分のおこづかいで飲んでいるサラリーマンも多いため、普段と変わらない活気があるのだと思います。
付いてくれたキャバ嬢に聞いても、若い人がコロナに感染しても平気なんでしょ!とかなり能天気。こんな子ばっかりだったら、六本木の方がよっぽどリスクは低い気が…。
また、お店に入る時の検温や体調の確認はありませんでした。あくまで予想ですが、感染拡大するならこういった場所からでしょうね。
キャバクラは地域によって差がある
AV、風俗業界はどこに聞いても同じような感じでしたが、キャバクラに至っては地域や場所によって影響の度合いが違うように思えました。
お伝えした通り、意識高い系が集まりやすい六本木は閑散とし、渋谷のように意識低い系が集まる場所は変わらぬ活気。でも「人がいるから安心!」と勘違いしてしまうと感染リスクは高くなりますよ。
外出せずに自宅待機するのが一番の対策ですが、どうしてもキャバクラに行きたい場合は以下の点を考慮してお店を選びましょう。
- リスク対策をしているお店
- 能天気なキャバ嬢が少ないお店
- 人が集まっていない土地
なんにせよ「渋谷は危険」だと思いますw
まとめ
コロナ感染症によって「AV・風俗・キャバクラ」への影響をまとめると…
アダルト業界 | AVメーカー | 売上アップ |
制作会社 | 中程度に影響あり | |
プロダクション | 中程度に影響あり | |
風俗業界 | ソープ | 若干影響あり |
デリヘル | 大きな影響あり | |
ピンサロ | 若干影響あり | |
キャバクラ | 六本木 | 大きな影響あり |
渋谷 | 影響なし |
日本中を調査した訳じゃないですが、大よそこんな感じだと予想できます。
同じアダルト業界なのにAVメーカーのように景気と反比例する業種もあれば、悪影響を受ける制作会社やプロダクションもあります。また、存続が危ぶまれるほど影響を受けているデリヘルやキャバクラも。
今後、飲食店や旅行関係のように倒産に追いやられるところも増えるはず。でも、男にはないと困る楽園なので、リスク対策をしたうえで利用してもらえることを切に願います。
日本男児よ、コロナウイルスなんかに負けるな!